なぜ私はお金や働き方について考えるのか②
あすかみ
Restart Note
私は、サラリーマンの父親と、パートで家計を支える母親のもとで育ちました。
私が小さい頃は「ワークライフバランス」という言葉は一般的ではなく、父親は早朝から深夜まで働くのが当たり前でした。
その姿を見て育った私は、「会社員って大変だな。でも、みんなそうやって稼いでいくものだよね」と、疑問を持つことなく受け入れていたように思います。両親からは日頃から「勉強は将来のために、きちんとするんだよ」と言われていました。
もともと真面目にコツコツ続ける性格だった私は、それを苦に感じることなく、塾に通うこともなく学校の勉強だけで高校、大学へと進学しました。
ただ一つ、ずっと曖昧なままだったことがあります。それは、「今学んでいることが、将来どのように役立つのか?」ということです。
この問いに対する答えが見つからないまま、私は大学を卒業しました。
就活では大手企業を中心に面接を受け、何とか内定をもらうことができました。このときも将来のことを深く考えておらず、「どうせ会社員になるなら、世の中で知られた企業で働きたい」という軽い気持ちでした。
新卒で入社した会社で働き始めると、社内外の人と話す機会が一気に増えました。
ボーナスや福利厚生の話が自然と耳に入る中で、「自分がもらっている給料は、世間一般より高いのかもしれない」と、あるとき気付きました。
その差は、「個々の会社員がどれだけ能力を発揮しているか」というよりも、「資本が潤沢な企業に就職できたかどうか」によって生まれているように感じました。
その瞬間、初めて腑に落ちたことがあります。それは、勉強を続けてきたことで、自分では意識しないうちに将来の選択肢が増えていたという事実でした。
意思の力ではなく、両親の教育に対する考え方、育った環境が今の私をつくってきました。